橋梁点検は、橋梁の変状や付属物の異常などを発見し診断します。点検方法は徒歩や梯子を用いるほか点検車両を使用し、橋梁の上下から点検します。点検中は交通影響や歩行者など利用者への配慮も重要になります。

鮎見橋　伊豆市柏久保地先

橋長：75.9m、構造形式：2径間連続鈑桁橋

主な点検方法：橋梁点検車BT-200

弓ヶ浜大橋　賀茂郡南伊豆町地先

橋長：91.69m、構造形式：単純合成鈑桁橋

主な点検方法：橋梁点検車BT-400

点検車両において目視が困難な橋梁は、ロープワークを応用した点検を行います。また、構造が複雑で多種の点検車両を併用する橋梁や交通影響が著しい橋梁点検においても、安全で効率の良い点検方法を提案します。

御成橋　沼津市市場町地内

橋長：130.0m、構造形式：ダイドアーチ橋

主な点検方法：高所作業車（路面上）、ロープアクセス（路面下）

新十郎橋　笛吹市御坂町地内

橋長：85.0m、構造形式：トラスドランガー橋

主な点検方法：高所作業車

各種道路付属物点検（門型道路標識・道路標識・道路照明灯等）は、道路利用者被害の恐れのある事故を防止するとともに、安全かつ円滑な道路交通の確保を図ることを目的とした定期的な詳細点検を行います。

道路防災点検は、道路ののり面や構造物の詳細な点検を行い、落石や崩壊等の危険性を把握して安全性を確認することにより、豪雨や地震等による災害を防止し、安全で安心な道路とすることを目的とします。また、点検により災害の危険性がある箇所を早期に発見することで、その後の適切な道路防災対策に反映していきます。

トンネル点検は、利用者被害を防止するために、トンネル本体の変状や付属物の異常などを発見し診断します。点検方法は、トンネル点検車を使用して目視点検を行います。

滝洞トンネル　伊東市宇佐美地先

トンネル長：20.0m、構造形式：2ヒンジプレキャストアーチカルバート

主な点検方法：トンネル点検車

【土石流危険渓流 多賀地川右支川】　伊東市宇佐美地先

土石流対策砂防えん堤（安全・安心）

流木捕捉工設計（土石流を直接受け止める→ハード対策）

【熱海市伊豆山急傾斜地崩壊対策】　熱海市伊豆山地先

吹付法枠及び永久アンカー

土砂災害防止施設整備：ハード整備（再度災害の防止）

【沼津市口野洞山急傾斜地崩壊対策】　沼津市口野地先

待受式張コンクリート擁壁＋ロックボルト

土砂災害防止施設整備：ハード整備（再度災害の防止）

土砂災害防止法に基づく区域指定（ハード・ソフト一体の減災対策、人命被害の回避）

【三島市】

警戒避難体制整備、地域防災情報の周知（人的被害を未然に防ぐ、再度災害の防止）

【沼津市牛臥山公園】　沼津市下香貫山宮前地内

自然と歴史文化を楽しむ海辺の風致公園の実現（豊かな自然と文化の調和）

既存の植生を活かし憩いの場を創出（風土特性・景観特性を活かす）

【沼津市門池公園】　沼津市岡一色地内

安らぎの空間と防災拠点となる親水公園の整備（水と緑豊かなオープンスペースの創出、安全性・防災機能の確保）

【裾野市営墓地造成計画：約2000区画】　裾野市深良地内

緑を活かした霊園づくり（周辺環境との調和）

【小山湯船原工業団地造成設計（富士山麓フロンティアパーク 小山）：31.4ha】　駿東郡小山町湯船原地内

「ふじのくに防災・減災・地域成長モデル総合特区（内陸フロンティア）を拓く取り組み」の一つとして位置づけられ、小山町湯船地内の約31.4haの範囲を対象とした10区画の工業団地造成設計

「富士山を借景にした森に佇む工業団地」をコンセプトとし、豊かな自然に囲まれ、どの区画からも『富士山』を望めるよう整備（自然との調和）

工業団地内の幹線道路の一部は、『富士山』の眺望がより良く鑑賞できるよう線形

【新富士裾野工業団地造成設計：16.6ha】　裾野市須山地内

居住区域の住環境保護（快適で安全・安心な生活環境の確保）

最先端技術企業集積による工業発展効果（地域活性化）

無人航空機（UAV：ドローン）による画像・動画撮影及び写真を用いた3次元点群データやオルソ画像を作成し、空間情報と測量成果品を提供します。

災害時の緊急対応、危険箇所の調査測量をはじめ、建設業界の重要課題である生産性の向上を目的とし、ICT技術を積極的に取り入れ、様々な場面においてUAVの活用を進めています。

特に無人航空機（UAV：ドローン）は、緊急時の対応が求められているケースが多く、担当スタッフによる関連機器点検、操縦技能の向上を常に心掛けています。

3Dスキャナの使用により、点群データの高精度かつ連続高速取得が実現し、面的3次元測量が可能となります。これにより3次元モデルの作成等、幅広い分野での対応が可能となりました。

・縦横断や現況調査等の一般測量において、作業員が直接計測せず、安全且つ迅速に対応可能。

・国土交通省が推進する、i-Constructionへの対応可能。

・直接、点群データを計測できるため、土量計算等を利用する土木工事においても必要な情報を確実に取得可能。

基本測量はすべての測量の基礎であり、その成果と品質確保は社会資本整備において極めて重要なものです。わたしたちは、最先端の測量技術と最新設備を備え、より高精度なデータをスピーディーかつ効率的に提供します。

都市計画・道路橋梁などの社会資本整備に係わる計画や設計に必要となる路線測量や河川測量などを実施する他、事業用地取得のための境界測量や用地測量など、多岐にわたる測量において、最新技術よる高精度な情報を提供しています。

我が国の地籍の半分以上が明治期の地租改正により作られたものであり、土地の境界や形状などが実態とは異なり正確な土地を把握することができません。このため、国土調査法に基づき、最新の測量技術をもって情報を早急に整備・更新する必要があります。

わたしたちは、不動産登記等の高精度化とその後の土地取引の円滑化や効率化に役立つことを期待し、長年の地籍調査測量の豊富な経験とノウハウを活かし、お客様のニーズにお応えします。

地籍調査の目的と効果

（1）公共事業の円滑化

（2）災害復旧の円滑化

（3）土地権利等の明確化によるトラブル防止

（4）課税の公平化と是正

（5）コスト削減

統合型GIS

汎用性に優れるGISエンジンをベースとした統合型(サーバクライアント型)GISの構築を支援いたします。

統合型GISは庁内データの一元管理や部門を越えた情報共有を迅速に実現し、共有する情報の新旧や内容の統一をはかり、庁内での様々な不整合を解消します。

また、特定の業務領域に応じたユーザーインターフェースのカスタマイズにも対応、用途に応じてクライアントサイドをカスタマイズいたします。

スタンドアロン型GIS

弊社独自のGISエンジンをベースとしたスタンドアロン型GISをご提供いたします。

背景地図をタイルキャッシュ化し搭載することで、インターネット接続が不可能な環境でもストレスフリーで地図を表示することが可能となります。

汎用的な閲覧システムとしても利用可能ですが、特定の業務に応じた複雑なカスタマイズにも対応。

用途に応じて徹底的なカスタマイズ・チューニングを実施いたします。

点検業務支援システム

スタンドアロン型GISを拡張した製品で、点検業務に特化したGISになります。

汎用的な点検システムはインターネット接続が必須であったり、背景地図が選択不可能な場合がありますが、弊社の点検支援システムを用いることで、独自の背景地図表示をインターネット接続不要で実現可能となり、また、点検対象に応じたユーザーインターフェースも併せてご提供いたします。

汎用システムでは難しい複数の条件分岐に渡る点検項目も容易に実装可能となります。

さらに優れた特徴として、本システムで点検した内容を特定の様式に自動で出力する機能もご用意。

点検結果を手で入力する場合の手間やミスを無くし、確実な業務を実現いたします。

堆積土砂量の推定

一般的な土量計算は過去に取得した点群データがあることが前提となりますが、弊社では点群データとCIMモデルによる差分比較をご提供いたします。

現況の点群データを取得した後、それを基にCIMモデルを作成し差分計算を行い、『土砂災害による流出土砂量を把握したい』『切土工事で生じる推定土砂量を把握したい』というような過去のデータが無い事例にも対応いたします。

iRIC+点群データによる高解像度解析

点群データを用いた解像度の高い各種水文解析をご提供いたします。

従来のはん濫解析は演算時間やソースデータの解像度により、25mメッシュなどの大きな格子による解析が一般的でしたが、この解析は微地形による非浸水域を評価出来ず、避難可能な場所を見逃す可能性があります。

UAV搭載型レーザスキャナの発達により、解像度の高いソースデータの入手が容易に可能となり、弊社ではUAVスキャンデータをソースとしたはん濫解析を実施、微地形を配慮した高解像度な解析をご提供いたします。

また、ポンプや樋門による影響を考慮、集水域も解析可能となり、解析結果はGISデータとしてご提供。クラウドGIS上でハザードマップを構築することも可能となります。

各種台帳のデータ公開サービス構築

クラウド型GISを用いた低コストなデータ公開サービス構築をご提供いたします。

各種台帳の作成から外部公開サービス構築、運用に至るまで、総合建設コンサルタントとして全てをノンストップで実現いたします。

長年の統合型GISシステム運用で得たノウハウを生かし、クラウド環境へのスムーズなデータ移行を実現。

実際に台帳を作成している弊社だからこそ実現可能な、高品質なマップ作成をお約束いたします。

UAV搭載型のレーザスキャナを用いた3次元空間計測

従来は有人機や地上での計測が当たり前であったレーザ測量が、無人航空機を用いることで、有人機では難しかった小領域についても非常に解像度の高いデータ取得が可能となりました。

IMU/GNSSとの統合処理により、必要最小限の検証点のみで、センチメートル級の精度で計測いたします。

UAV（写真）を用いた3次元空間計測

UAVで撮影した写真を用いた3次元空間計測をご提供いたします。

作成データは3次元点群データとして出力することも可能ですが、クラウドGISとの親和性が高い3Dメッシュモデルでのご提供やレーザスキャナでは難しいリアルな質感を持ったデータ作成が可能となります。

デジタルマッピングデータ作成、平面図作成

デジタルマッピングデータの新規作成および修正、各種平面図をご提供いたします。

航空写真を用いた図化や実測はもちろん、ドローンによる撮影画像を用いた図化作業にも対応いたします。

要求される地図情報レベルに応じて最適な手法をご提案いたします。

場　　所：静岡県富士宮市北山地内

工　　期：昭和56年～平成21年

施　　設：敷地面積　約760,000㎡　金属加工機械工場5棟、開発センター棟1棟、エネルギー棟2棟、防災調整池7箇所他

担当業務：測量、地質調査、環境調査、土木設計・開発申請、土木工事監理

昭和56年の測量着手から28年もの時間をかけて段階的に工場を建設し、この度完成。着工当時一面は杉や桧の荒れた森林であったが、現在はその面影はほとんどなく、25年前植樹した苗木が成木となり、時の流れを感じる。時代の変化とその時々のニーズに応えられような情報力と技術力を結集した業務であった。

場　　所：静岡県駿東郡清水町玉川地内

施　　設：施設面積　約110,000㎡　店舗、シネマコンプレックス、駐車場等

担当業務：測量、地質調査、土木設計・開発申請

シネマコンプレックス導入のための地区計画、柿田川湧水の保護のための排水計画、地下調整池の配置と建物との関連、国道1号を始めとする近隣道路への交通対策等々、難題をクリアーした開発許認可業務であった。

場　　所：静岡県富士市横割四丁目地内

施　　設：宅地55区画（165㎡～194㎡）　給排水・ガス・公園・調整池等

担当業務：土木設計・開発申請、設計監理

計画地が平坦であること、現況河川流域の制約及び放流河川が小断面であるため、全体に対する雨水排水及び防災施設に検討を要した。計画地盤を上げることは容易だが、単純に盛土量等が増加し工事費が上がり販売価格に影響する。同様に調整池に関しても上面を公園と兼用にする工夫と同時に各種防災施設構造の経済比較及び防災施設面積と宅地面積の割合などを比較検討し、経済バランスを重視した計画となっている。

場　　所：静岡県浜松市村櫛地内

施　　設：ゴルフ場723,000㎡　18ホール　7015Ｙ　Par72

担当業務：土木設計開発申請、ゴルフ場実施設計、ゴルフ場設計監理

湖面に浮かぶ美しいリゾートコースであり、世界的トーナメントも望める本格的なチャンピオンコースを実現。湖と豊かな緑に囲まれた個性的なロケーションの中、美しい景観とチャレンジする愉しみあふれた18ホールの創出。

場　　所：静岡県賀茂郡南伊豆町地内

施　　設：敷地面積　約11,302㎡

担当業務：土木設計・開発申請、設計監理

当事業は、既存病院の老朽化に伴う新病院の建設が目的であり、弊社は土木造成設計・開発許認可申請・設計監理に携わった。新病院建設敷地と接続道路は高低差が10ｍ程度であったものの、接続道路から新病院建設敷地までの距離がなく、かつ利用者駐車場を設けなければならなかったため、アプローチ道路・敷地造成設計に苦慮した。また、敷地造成において擁壁を多様しなければならなかったが基礎地盤の土質が軟弱であったため、擁壁形式選定並びに軟弱地盤対策を総合検討し、経済バランスを図った計画とした。